世界中で祝われる母の日
母の日は20世紀の初め頃、アメリカのウェストヴァージニア州の教会で、アンナ・ジャービスという女性が亡き母を偲び白いカーネーションを送ったのが始まりだといわれています。アンナの母親は苦労してアンナを育てた敬虔なクリスチャンで、ボランティア団体を立ち上げ南北戦争で傷ついた兵士たちに救いの手を差し伸べていました。戦争が終わってからも子供たちへの教育支援や、平和活動などを続ける慈愛に満ちた女性だったといわれています。そんな母に感謝し追悼するアンナの気持ちは共感を呼び、1910年にウェストヴァージニア州の知事が母の日を認定し、1914年には5月の第二日曜日を大統領が提案して制定され、アメリカ全土に広まっていったようです。
母の日はアメリカを中心に世界中に広まっていきました。生きている母には赤いカーネーションを、亡くなった母をしのぶには白いカーネーションを贈るようになったようです。イタリアやオーストラリア、フィンランド、トルコでも5月の第二日曜日が母の日とされており、トルコでは年齢を問わずすべての女性に、母の日おめでとうと声をかける習慣があります。贈る花もカーネーションだけでなく、イタリアではアザレアの鉢植えが送られオーストラリアでは菊の花が定番です。
イギリスではイースターサンデーの3週間前となっていて、教会で受け取った花をプレゼントしており、韓国では両親の日として感謝の気持ちを込めてカーネーションを贈っています。母の日のことならこちら